FON Wi-Fi ルーター ZGP155 未使用品
メーカー:FON フォン・ジャパン
品名:Wi-Fi ルーター
型番:ZGP155
付属品:外箱 取扱説明書 ACアダプター アンテナ LANケーブル
商品状態:未使用ですが外箱スレあります。
ルーターとは?
ルーターはネットワーク間を相互接続する通信機器であり、通常はOSI基本参照モデルでの第1層(物理層)から第3層(ネットワーク層)までの接続を担う。一般的に用いられるルーターは、基本機能として各ネットワーク間でのIPパケット(第3層)をやり取りできるようにする装置であるが、実際は基本に加えてさまざまな付加機能を実現している。
ブロードバンドルーター [編集]
基本的にはローカルルーターとスイッチングハブであるが、WAN回線用のモデム等を内蔵しリモートルーターであるものもある。2010年現在、小型・簡略化したものが数千円程度から市販されており、一般家庭や小規模事務所などのユーザ向けのADSLやFTTHなどの、ブロードバンドインターネット接続用に使われる。また、回線事業者が契約者に貸し出すADSLモデムやONUといった接続装置の多くがルーター機能を持っている。
一般家庭ユーザの利用を想定して、出荷前にあらかじめ基礎的な機能の設定がなされており、通常はISPの接続用アカウントを設定することで使えるようになっている。設定の方法としては、ウェブブラウザでルーターの初期IPアドレス(192.168.1.1など)へアクセスして行うものがほとんどである。一部機種では業務用ルーターと同様にtelnet経由での設定もでき、ブラウザのそれよりも細かい設定が可能なものもある。
また、本来ルーターはIP層までを扱うのが本来の役割であるが、家庭向けブロードバンドルーターの中には、それに加えDNSキャッシュサーバ、ダイナミックドメインネームサービスへの自動登録機能、BitTorrentクライアントなどそれ以上の層に属する機能を持つものもある。
小さな形状であり、初心者でも扱えることが利点である反面、それゆえのデメリットもある。
- 多くの製品において、冷却機構はファンレスであるため、製品によっては熱暴走(オーバーヒート)しやすい[2]。
- 多くの製品が小さく軽いため、安定しづらい。縦置きスタンドを同梱している場合がある。
- 無線LANアクセスポイント内蔵の製品においては、無線LANに関するセキュリティーのリスクがある。無線機能はほぼ初期設定のままで機能するものの、初期設定ではルーター-パソコン間の通信が暗号化されていないか、暗号の強度が弱く暗号が解読されてしまい、LANへ侵入される可能性がある[3]。
機能 [編集]
- 基本的な機能
- 付加的な機能
- 無線LANのアクセスポイント
- IP電話アダプタ機能
- ダイナミックドメインネームシステムへの対応
- Universal Plug and Playへの対応
- ウイルス・不正アクセス等の検出・遮断機能
- Winny・Share等のP2Pアプリケーションの検出・遮断機能
- Webフィルタリング機能
- DMZ(特定のプライベートアドレス機器をポート変換してグローバルIPアドレスとして公開)
- プリントサーバ機能
- ネットワークアタッチトストレージ機能
- BitTorrentクライアント機能
- ローカルルータ機能[4]
- ステートフル・パケット・インスペクション[5]
モバイルルーター [編集]
「モバイルブロードバンド」も参照
携帯しやすい、よりコンパクトな大きさのルーターをモバイルルーターと呼ぶ。主に出張先など外出先でネット接続を行う際に使われる。
2つに分類され、1つは有線LAN接続用のポート1基と無線LANアクセスポイントを内蔵した超小型ブロードバンドルーターで、AC電源供給が主であり、製品によっては小さな本体をそのままコンセントにさせるようにACプラグを内蔵したものもある。主にホテルなどに備えられているLAN回線に接続し、モバイルルーターを介し無線LANで接続できるようにする。
もう1つはUSBポートやPCカードスロットなどを内蔵し、それに携帯電話やPHS、WiMAXなどに対応したデータ通信カードを挿す、またはルーター自体に携帯電話やPHS、WiMAXの通信機能を持たせたもので、これを使って通信回線に繋ぎ、ルーターに内蔵された無線LANアクセスポイントを介してネット接続できるようにする。屋外での使用も考慮し、バッテリー駆動にしているものが多い。またスマートフォンにルーターソフトウェアを入れることで、モバイルルーターとして使う例もある(テザリング)。
正確には、モバイルルーターなどのルーター単体ではインターネットに接続することはできない。インターネットに接続し送受信を行うのはモデムである。最近のモデムにはルーター機能が付いているモデムルーター型が多く、見た目はルーターとかわらないのでよくモデムとルーターは間違った意味で使われやすい。ここで言うモバイルルーターと言うのは、ルーター機能がついたモバイルモデムのことである。
新しいネットワーク・サービス技術 [編集]
2008年現在では、ルーターを含む大規模なネットワークの利便性向上のためにさまざまな技術が生まれている。下記にルーターに関係が深い、広域イーサネット技術を示す。
MPLS [編集]
MPLS(Multi protocol label switching)は、MACヘッダーの後ろにMPLSシム・ヘッダーと呼ばれるラベルを付加して、MPLS対応ルーター同士での転送先識別に利用する。MPLS対応ルーター同士はLPS(ラベル・スイッチ・パス)と呼ばれる仮想パスで結ばれる。レイヤー3スイッチと違い、ルーターの使用によって優先制御や帯域制御といった機能、特定のパケットだけを別経路にう回させたり、回線障害の発生時に瞬時(数ミリ秒)に迂回路を設定する「ファスト・リルート」機能などによって高い利便性が提供される。
VPLS [編集]
VPLS(Virtual private LAN)はMPLSを利用したMACアドレスを転送先アドレスとして使用する、ルーターによって構成される広域イーサネット技術。企業のローカル拠点のLANをVPLS網に繋ぐことで、そのままイーサネットのMACフレームによるやり取りが行える。VPLS網の端に位置するエッジ・ルーターはMACアドレスとパスの対応表を持ち、ローカルLANから受け取ったフレームのパケットの宛先MACアドレスからパスを見付け出してラベルを付けてVPLS網に送り出す。コア・ルーターでは、ラベルだけを頼りにフレームを転送してMACアドレスは扱わない。ローカルLANから見れば、VLPSネットワークは大きなLANスイッチと同じように機能する。MPLSの利点であるQoS機能やファスト・リルート機能が提供される。
その他 [編集]
レイヤー3スイッチ [編集]
ルーターに似たネットワーク装置に「レイヤー3スイッチ」がある。
レイヤー3スイッチは、従来「ローカル・ルーター」と呼ばれていた主に企業などでのフロアレベルでのLANの相互接続を行っていた装置の代わりとして普及した。社内ネットでの利便性向上のためにVLAN(ブイラン、Virtual LAN)技術がLANスイッチに使われだすと、VLAN機能を持つLANスイッチとVLANで分割したネットワークを相互接続するローカル・ルーターを一体化するネットワーク装置としてレイヤー3スイッチが生まれた。[要出典]このためレイヤー3スイッチは内部にルーター機能を内蔵している。
価格の割にはパケット転送能力が高いレイヤー3スイッチは、ほとんどの機種でイーサネット以外のインターフェースを備えていないのでWAN回線との相性が悪く、経路表もあまり大きくないため、企業のセンター・ルーターには使いづらい。製品の信頼性やフィルタリング機能とQoS機能でもルーターに比べると不満が残る。
こういったルーター機能を備えたルーターの兄弟は他にもある。ファイアーウォール装置はパケット・フィルタリングや特定サイトへのアクセス遮断などに特化したル-ターであり、VPNゲートウェイはVPN接続に特化したルーターである。